こんばんは。
本日はヘッドライナーの張り替えをご紹介します。
これは外車にはお馴染みの、天井がぶらーん
と垂れ下がってくる現象です。
正確には「天井の内張りに貼ってある生地」が
剥がれてしまうわけですが、そもそもどうして
外車だけなんでしょう?
おそらくは製造工程の違いからくるもの
なんでしょうけれども、一般的な国産車は
わざわざ生地を貼りません。
いわゆる植毛塗装みたいな感じの内張りが
一番耐久性があるからです。
外車は「こだわり」が強いため、テーラード
タイプが多く、わざわざ生地を貼り付けます。
その生地の裏側にあるウレタン層が日本の気候
に合わずに?ボロボロに朽ち果てて、その結果
剥がれ落ちてくるというわけです。
まあ、剥がれたら耐久性があるものに張り替えれば
イイだけの話です。なんでもお任せくださいね。
さて、早速ですが内張りをおろし、車外に運び
出します。まずこれが一苦労。。。
特に乗用車やセダン・スポーツカーはシートを
全て外す必要があるため、この時点で工賃は
それなりになってしまいます。
やっとの思いで内張りを取り出したあとは、
ウレタン層の掃除に数時間かかります。
しかしここでの手抜きは後の工程に大きな
しわ寄せが来てしまうために絶対に手を抜けません。
出来るだけ丁寧に下地処理をすることこそが
最短距離なのです。
そしてヤスリで足付けをしたあとに、特殊な
ボンドをスプレーガンで塗布。
その後、半乾き状態にします。
貼り付ける生地にも同じようにボンドを塗布。
これを丁寧に張り付けて行くのです。
数時間後、真新しいカラーの生地に張り替えられた
ヘッドライナーはとてもキレイで高級感があります。
あとは一日寝かせて、再度取り付ければ完成です。
今日はここまで。
KEN