先日、連休を頂いて潜ってきました。
場所はもちろん、私のホームグランドである、雲見です。
【 水深10M から見た太陽 】
実は10月というのは1年で一番快適なダイビング環境
なのです。 水温は24℃前後と暖かく、水中の浮遊物も
少なく、澄んでいます。
この水のキレイさを透明度という言葉で表すのですが、
15M~20Mなんてことも良くあります。 ホント青い海ですね
早速、いつもの牛着岩の根にエントリーしてみると・・・
スーとウエットスーツに海水が入ってきます。
これがまた気持いいのです。
今回はカレントの中での根待ちです。
これは流れのなかで、大きな岩につかまり、回遊魚の
群れを待つことです。手を離すと流されてしまいます。
ほどなく、キビナゴの群れが視界を遮ります。
すると、キビナゴの群れを追いかけるカンパチの群れが、
また視界を遮ります。カンパチ以外、何も見えません。
さらに、カツヲやブリも入り乱れます。
時間を忘れてみとれてしまいましたが、ハッとして写真を
撮ります。 ・・・でも、気を抜くと流されそうになります。
・・・この迫力、写真じゃ伝わらないですね。。。
インターバルを取った後、2本目のエントリーをします。
今度は深度を26Mぐらいまで下げ、横穴に住み着く
『ネコ』を探しに行きます。
ネコとは『ネコザメ』のことですね。ネーミングはかわいい
ですが、サメの仲間です。 水中ライトで穴の中を照らしながら
探します。 ちなみに水中ライトは6000KのHIDを使っています。
自動車用と違い、電池を使っているのでバラストが安定しにくい
というデメリットはありますが、光量は申し分ありません。
やはり、暗闇では6000K ぐらいがちょうどいいですね。
ちなみに、車用はPIAAの6000Kがおススメです
あっ、発見しました。なかなかデカイですね。
1M以上はあります。 ほとんど動きません。。。
やっぱり大物は違いますね~
さて、ネコにわかれを告げて、地形を楽しみます。
壁にへばりついている『ウミウシ』を見つけました。
黄色のウミウシは面白い形をしています。
何かのキャラクターみたいですね。
ダイバーの吐く息も、水中で光を浴びると幻想的
に見えることがあります。 透明度が高ければ、
キラキラと輝いて、まるでオブジェのようです。
エキジットすると、ダイビング・ボートが迎えに来て
くれます。ボートの後方に昇降フリップが付いている
ので、これに掴まるだけで船上へと引き上げてくれる
のです。 楽ちんですね~
こうして45分×3本の1日が終わりました。
出来れば、ずっと潜っていたい気分です。
でも、いろいろな制限があるんです。
興味のある方は下記もよんで下さいね。
よく、ダイビングって何分ぐらい潜るの と聞かれます。
海洋状況によっても変わってきますが、一般的には
タンクに充填されている乾燥空気の残圧によります。
通常はタンク1本で約200気圧前後です。このタンクを
一本背負ってスタートします。
水中活動の最中は、残圧計という計器を確認しながら
楽しみます。そしてタンクの残りが70気圧になった
あたりで、帰路につくのです。
船上に戻って確認すると、だいたい30気圧ぐらいしか
残っていません。
残圧が無くなる=呼吸ができなくなるわけですから、
万が一ゼロになったら大変なんです。
それと体内に溜まっていく窒素の量を知ることも
重要です。窒素の量が限界を超えると・・・大変です。
集中治療室(再圧チャンバー)で数日間、治療する
はめになります。 こうならないように、
窒素の量はダイビング・コンピューターで管理します。
この腕時計みたいなモノがダイビング・コンピューター
なんです。すべてフルオートで記録・管理・警告してくれる
優れモノです。
ダイビングはルールを守れば楽しく、癒されるスポーツです。
マナーの良い、ダイビング人口が増えることを願います。
さて、クラブハウスに戻ってきました。
今日の夕食は鉄板焼きです。 一緒に潜った仲間と
生ビールで乾杯します
JAZZが流れるテラスでほろ酔い気分で語ります。
ここのオーナーさんは昔、JAZZプロモーターをやっていた
そうで、クラブハウスにはいつもJAZZが流れています。
故に、「JAZZ DIVER’S」の看板がさりげなく、
リビングに飾ってあるのです。
いや~最高の休日でした。
KEN