今日は自宅で、シートカバーを取付していました。
品質に定評のある「クラッツォ」シリーズの本革パンチング
タイプです。正直、私も一人で取付をするのは初めてで、
いささか不安もありました。(ヘルプで手伝った事はありますが・・・)
でも、お客様に「シートカバーの取付工賃、高いね~」
なんて言われてしまうので、実際にやってみてどうか、
検証しようと思い、あえてPITを使わずに、DIYの工具
だけでやってみようと思いました。
先ずは説明書を熟読します。これがまた、詳しく
書いてあるのです。爪の外し方からワンポイントまで
とっても親切で、これなら楽勝か なんて思いました。。。
一方、意外と必要な工具が多く、一昔前の「レースのカバー」
の取付とはわけが違う事も確認できました。
実際に使った工具はこれです。
プラスドライバー、10ミリのボックスレンチ、14ミリのレンチ
代わりのモンキーレンチ です。
ヘラがあればもっと良かったかも。。。
フロント2脚は根気との戦い仕上がりにこだわればとても
時間がかかります。。。 わたしはかなり拘る方なので、
ステッチのフィット具合に相当神経を使いました。
体力の消耗を感じたので、ここで小休憩
気合いと、かき氷を注入します。
ちなみに、フロントはそんなに工具は使いませんでした。
また、このアームレストにもカバーが付きます。
フィット感も良く、ステッチもきれいに揃って気に入りました。
そして、いよいよリアです。
先ずは座面をはずします。ここで10ミリのボックスレンチ
が必要になります。ホンダ車は必ずと言っていいほど、
座面の奥に、10ミリが一本止まっているのです。
これを外せばあとはレバーを引いて、座席をとるだけです。
ここは説明書をよく読まないと壊してしまうこともあります。
注意しましょう。でもコツがわかれば簡単ですね。
で、外した座席は家の中で作業することに。。。
こっちは結構楽勝です。まあ、でかいのである程度の
スペースを確保したほうが作業性は良いです。
そしていよいよ、シートバック
いきなりシートベルトを止めているアンカーボルトを
外す必要が・・・・14ミリだったのですが、家庭用の
ボックスレンチセットには13ミリまでしか用意されて
いません。いきなりピンチです
ピンチを救ったのは、小型のモンキーレンチでした。
使いにくかったものの、何とか外せてクリア
やはり家庭用の工具では何かと不便です。。。
そして、次にシートベルトの巻き取り部分のカバー
を止めているプラスのネジを外します。
そしてシートカバーをうまく、くぐらせながら取付
・・・結構大変です。おそらく一番初めにこの部分
をやっていたら、途中でやめていたと思います
それぐらい、めんどくさいし、爪が痛い
で、その後もリアのアームレストや、ヘッドレスト
などの難関を突破して、無事に満足できる仕上がりへ
とこぎつけました。。。
所要時間は・・・3時間半~4時間ぐらい
一応、ピットの経験もある程度あり、カスタムに従事
している私が、こだわって付けた、という事を考慮
しても、これは好きじゃないと出来ませんね。。。
当店の工賃は2列シート用(4人~5人乗り)で
工賃が¥10,500~で、所要時間は1日お預かり、
となっています。でもこれは妥当かもしれませんね。。。
DIYが好きで、自分でやらなきゃ気が済まない
時間はあるから自分でチャレンジしてみる
という方でないとチト厳しいかも、と思いました。
でも、仕上がり、手触り、座り心地、雰囲気、色
ともに大満足でした。
KEN