色々ありまして、久々の更新となりました。
さあ、久々なのに、なんか良く分からないタイトルです。
「ATF(エーティーエフ)」、何のことでしょう?
実は我々クルマ関係のお仕事をしていると、クルマに関する様々な専門用語を当たり前の様に使っていたりするのですが、一般的にはまだまだ認知されていない用語があるのではないでしょうか?
もし、お店のスタッフが意味不明な単語で説明していたら、ご遠慮なく「○○って何?」とおっしゃって下さいね!
さあ、そんなお話から、今回のタイトルにもあります「ATF(エーティーエフ)」ですが、何の事だか分かるでしょうか?
今、頭の中に色々なボケが浮かんできましたが、ここは真面目にご説明といきましょう!
A=AUTOMATIC(オートマチック)・・・自動
T=TRANSMISSION(トランスミッション)・・・変速機
F=FLUID(フルード)・・・作動油
と言うことで、「自動変速機の作動油」と言うことになります。
いまや、ほとんどのクルマがAT(自動変速機)ですね。この変速機をスムーズに作動させる油のことなんです。
「ATF交換」という単語をお聞きになられた方もいるかと思いますが、これは自動変速を行う作動油は、徐々に汚れていき、本来の性能を発揮しなくなるので、そうなったら交換しましょう!ということなんです。
下の画像を見て下さい。
右と左の容器に入っているのはどちらも「ATF」なんですが、色が違いますね。
ちなみに、左の赤くて透明なのが新品の「ATF」、右の不透明に黒ずんだ「ATF」は約3万キロ走行後のものです。
身近な所で、てんぷら揚げる時に使う油もそうですよね!何回も揚げてるうちにだんだん色が黒ずんでいきますよね!
そうすると揚げたものもおいしくなくなってきます。
「ATF」もこれと一緒なんです。たくさん走ることで汚れてきて、これまで当たり前の様にやってくれた「ギアの変速」がギクシャクしてきます。
「ギアの変速」っていうのは、自転車に例えると、走り出しは軽いギア、スピードが乗って来ると重たいギアにチェンジしますよね!このことを「ギアの変速」と言っています。そしてこれを自動でやってくれるのがAT(自動変速機)で、そのために必要なのが「ATF」ということです。
「ギアの変速」がギクシャクというのは、
「変速の時にショックが大きい」、「加速がにぶくなった」、「変速の時に音がする」などがあげられます。
こんな症状が出ていたら即交換をおすすめします!
平均的には2万キロ走行毎を目安として、症状が出ている、出ていないに関わらず定期的な交換をおすすめします。「転ばぬ先の杖」ってやつですね。
最悪の場合、AT(自動変速機)が壊れることになり、そうなるととんでもない大出費になることもあるんですよ!
でも自分のクルマのATF、「いつ交換したか覚えてない」とか、「中古で買ったから分からない」なんてことがあると思います。
そんな時はどうぞお気軽に当店スタッフにお申し付け下さい!「無料」にて点検させて頂きます!
もちろん、点検をしたからと言って、無理に交換を勧めたりは致しませんので、どうぞご安心を!
※一部の車種の点検、またおクルマのコンディションによっては交換作業が出来ない場合がございます。