こんにちは。
本日はオデッセイのアウターの作成です。
まずは内張りを外し、各部分の採寸をしていきます。
アウターバッフル作成のポイントは、いかに共振
を防げるか、内張りに音が回り込まないか、音抜け
が良いデザインか、などですね。
今回はオーナーさんがMIDの角度に拘って
いるので、特に角度を意識しながら作成します。
先ずはMIDの大きさに合わせてバーチ材で
リングを作ります。
もちろん、高級なロシアンバーチですね。
リングが出来たら、アウターのデザインを決め
内張りの加工に入ります。
こんな感じで純正の内張りを加工し、音抜けが
良いパンチンググリルを使ったアウターに
リメイクしていきます。
パンチンググリルはハンマーでたたき出しながら
形を整えるという、板金のような技で加工します。
加工したグリルベースがこちらです。
コーンの振幅を考えながら、ギリギリ外側まで
オフセットし、音の回り込みを防ぎます。
あとはパテで成形しながら、内装に合った
レザーを貼り、高級感を演出するのです。
一方、ボディー側の加工については、インナー
バッフルに隠れる部分を切除して錆止めを塗布。
こうすることで、背圧の抜けを確保できます。
こうして、アウターの形が出来てきました。
完成が待ち遠しいですね~
KEN