今日は『キッカー』のハイパワーウーハー、『ソロバリック』
シリーズのBOXを作ります
このウーハーは、表面積を稼ぐために、スクエアなデザイン
を採用していて、芯のある重低音を生み出すのです
そのため、ヤワなBOXでは、その性能を十分に発揮
することが出来ません
エンクロージャーの容量と強度を稼ぐ為、装着スペース
に収まるギリギリまで攻めてデザインします
MDFは18ミリをチョイス BOXの条件は・・・・
* トレー下のAMPにアクセスできること
* 左右分割シートの邪魔にならないこと
* ワイヤリングが目立たなく、かつスポーティーなこと
* キッカーのウーハーということを主張すること
* ボディー同色の加装を取り入れること
以上を踏まえて、デザインします
寸法が決まればあとは切り出すのみ
ウーハーBOXは、こんなパーツで構成されているのです。
BOXは、フィニッシュ・ネイルという特殊な釘と接着剤
を使い、丁寧に組み上げ、ペーパーをあてて、仕上げます
もちろん、BOXの内側も、ボンドで補強しています
これならキッカーのパワーに負けないでしょう
さて、お次は加装です キッカーのロゴを
浮き文字 加工します コツがわかれば簡単です
浮き文字を入れたい面にレザーを貼り、デザイン画を
切り出しナイフでなぞります きれいに文字が残ったら
この上から、さらにボンドを吹いて、レザーを貼って仕上げます
すると、きれいに浮き上がるわけですね~
これは気持ちいい
さて、次は横板ですね BOXの横に貼りつけるので『横板』
と呼びます その役割は・・・レザーの巻き込み部分を隠し、
キレイに見せる! さらに、強度アップ! デザイン上のメリハり
など、結構重要です 今回はカーゴスペースと同様のモケットで
仕上げました。
いよいよウーハーを取り付けます
ここで重要なのは 抵抗値です Ω(オ-ム)で表します
ソロバリックは『ディユアル・ボイスコイル』という方式なので、
ケーブルの接続方法によって 2Ω か 4Ω を選ぶことが
できるのです。
テスターを当てればこのとおり
接続方法を変えると・・・4Ω になりました
今回はこの 4Ω で接続します
フロントがロックフォードのJ3なので、ちょうどいい
感じのバランスになるでしょう
早くオーナーさんに聞かせてあげたいですね
KEN